「夜勤は大変」「つらい」といった話をよく聞きますが、それは日勤に比べて勤務時間が長く、普段就寝している時間に働くため生活リズムが崩れやすく体力的にきついと感じている人が多いからです。施設によって夜勤の人数は異なりますが日勤よりも人数は少なく、通常フロアを1人で担当することも少なくありません。絶えず利用者の様子に目を配らなければならないため、精神的にも疲弊してしまいます。
また、看護師の配置が義務付けられていない施設では急変対応も介護職員が行います。何事もなければ問題はありませんが、もし急変した場合は限られた人数で対応しなければならず、人の命を預かっているという責任の重さを実感する場面に直面することになります。
夜勤がどれだけ大きな負担になっているのかについては、介護の現状を紹介しているサイト【一部の介護施設の夜勤、過酷な勤務は16時間超え!“3交代制”や“ワンオペ廃止”は現実的!?】を参考にしてみてください。介護職員の夜勤形態や1回あたりの勤務時間など、夜勤の実態について詳しく書かれています。このサイトによると、夜勤時間が16時間を超えている人は全体の70%以上と非常に多く、過酷な夜勤が退職につながっている可能性もあるとしています。
トランスや入浴の介助など利用者の身体を支えながら行う介護の仕事は、腕や脚・背中に負担がかかりますが、特に腰に対する負担が大きく腰痛に悩んでいる人も少なくありません。腰に力を入れるばかりが中腰の状態で作業をすることも多いため、他の職種に比べると腰を痛めやすい環境です。腰痛ベルトや以上シートなどを使って腰を痛めないように工夫しながら働いている人もいますが、腰痛がなかなか良くならず退職してしまう人もいます。
食事や入浴、排泄の介助は介護職員にとって当たり前の仕事ですが、一般的にはなかなか機会がないため眉をひそめてしまう人も少なくありません。特に排泄や嘔吐などの汚物処理は「きたない」と抵抗を感じてしまう人も多く、仕事と割りきるまで時間がかかってしまう人もいるようです。
高齢者は若い人に比べて身体の抵抗力が弱いため感染リスクは高めです。高齢者が多く集まっている介護施設では集団感染の発生リスクが高いため、介護職員も注意が必要です。また、身体機能が衰えて思うように身体を動かせない人も多く入所しており、転倒やケガをするリスクにも気をつけなければなりません。これらのリスクを避けるために細心の注意を払ってはいるでしょうが、不測の事態を避けることは非常に難しいことです。起こってしまった場合の対処法などをマニュアルなどで事前に職員に周知してリスクに備えておきましょう。
プログラムを組み立ててシステムやソフトウェアの開発をするプログラマーですが、「労働時間が長い」「人手が足りない」といった理由から仕事をきついと感じている人も少なくありません。また、業務の大半を占める「テスト」ですが、かなり時間がかかるうえ、内容によってはせっかく作ったプログラムも不要になることもあるため、モチベーションを維持するのが大変です。
3Kといわれている介護職ですが、環境が改善されず仕事がきついと感じるようなら思い切って職場を変えてみるのもひとつの方法です。転職のノウハウを持っている転職エージェント「きらケア」を利用しましょう。応募書類の添削や面接の対策などキャリアコンサルタントが徹底的にサポートしてくれるため、より自分に合った職場を見つけることができます。